「俺これからは定時で帰るから」
僕は営業課長なのですが、2019年9月30日をもって残業をやめました。
残業をやめてみえてきたのは、残業しなくても結果は出し続けることができることでした。
そして、次は部下も残業をやめさせる方向に舵を切りました。
管理職が残業しなくなることで、部下も帰りやすい環境を作る。
するとみんなも残業をしなくなりました。
そしてまた、みんな残業しなくても結果が出るようになりました。
次はどうする?
次は【会社に行かなくても勝てる組織を作る】ことにしました。
コロナがきっかけではありますが、会社に集まらなければ仕事ができない組織から脱却します。
そして、僕は次の宣言をしました。
「俺、会社にはこれから週2しか行かないから」
管理職がテレワークを取り入れて、週2しか会社に行かない組織はどうなるのか紹介します。
テレワークは強制的に
テレワークをしようと決断したのは1回目の緊急事態宣言の時でした。
僕の直属である営業部は全員強制的にテレワークさせることにしたのです。
その辺のお話をしますね。
電車移動を減らす
会社に来るためには電車に乗る必要があります。どう考えても電車は人が多いし、リスクがあるじゃないですか。
最初に電車移動の時間を減らすことが感染リスクを減らすことだと考えました。
僕自身も感染が怖かったので、車移動できるときは車移動することに。
とかく全員の電車移動を減らすことにしました。
会社にくる日は一日中会社。
これだと電車移動は往復の1回です。
直行してから会社に戻る、または出社して客先に行って会社に戻る、これだとウィルスを会社に持ち込むかもしれません。
ですから客先に行った社員は会社に戻らせないことにしました。
決めたルールはこちらです。
客先に行くなら夕方アポにして直帰、または1日外交活動で会社には戻らない。
電車移動を減らすことで感染リスクを減らそうとしたのが、テレワークの始まりです。
テレワークのシステムエラーの解消
テレワークをするには環境作りが大切です。
会社に出社してしまうのは、会社でしかできない仕事があったり、会社の方が効率よかったりするからです。
ハンコや印刷など会社でしかできない仕事はまだ仕方ありません。
でも、会社の方が効率よいからといって甘んじていては何も変わりません。
会社じゃない環境でも働きやすい環境整備がテレワークには必須なんです。
一番の課題は会社へのパソコンへのアクセスでした。
会社のパソコンが1人一台支給されていますが、会社のNASに入らないと仕事はできません。
会社に掛け合って、有料ツールの導入を相談しました。どこからでも会社のパソコンにアクセスできないと、これからは厳しいと。
ここで動けるかどうかが会社の今後を左右しますね。
それまでは無料のドロップボックスやGoogleリモートデスクトップで代用。
当然有料なので時間はかかりましたが、会社はマイクロソフトオフィス365を導入。
どこからでも仕事ができるようになりました。
テレワークをシフト化
どこからでも会社のデータにアクセスできるようになれば、仕事はどこでもできます。
しかし、会社の方が働きやすい、会社に行かないと気まずいと思っている社員が多く、「テレワークしていいよ」といっても会社に来てしまいます。
ということで、まずは営業課長である僕自身がテレワークを率先して週2日以上出社しないことにしました。
僕がいるとみんなちゃいますからね。
そして、慣れるまでは強制的にテレワークをさせることにしました。
不便に慣れないと問題点も見つかりません。やりにくいポイントを見つけることがもっと働きやすい環境作りに必要です。
新しいことをするときには一旦不便が発生するものです。
この不便を乗り越えないと更に便利な世界には行けません。
これがわからない会社は、今の便利を追い続けて完全に出遅れてしまいます。
例えばガラケーを使っていて、iPhoneに変えるときには一旦面倒があったはずです。
だけど、早くからiPhoneに慣れていた人は使いこなせるようになるのも早い。
結局ガラケーを使い続けた人は、便利な世界から取り残されたわけです。
テレワークにも同じことが言えて、不便を越えないと便利な世界にはいけない。
今の便利を優先していては、数年後かなり出遅れている会社となっていることでしょう。
テレワークで会社には週2回しかいかないと宣言する働き方改革さいごに
テレワークで週2回しか会社に行かないと決めれば、そういう働き方をするようになります。
一時的に問題も起きるのですが、それは必要な不便です。
新しいことをするときには必ず起こる痛みです。
しかし、そこを越えた先にどこでも働ける強い組織があります。
緊急事態宣言があけて、テレワークをやめる会社があるようですが、うちの会社はテレワークを続けます。
もっと働きやすい環境を作っていきます。