部下の年末調整をチェックしてるんですが、誰もiDeCoをやっていません。
節税効果が高く、貯蓄性もよいので勧めるのですが、みんな口を揃えてこう言います。
「いいとは聞くんですがよくわからないので」
一見「よくわからないからやらない」は正当性のある言葉に聞こえます。
難しいから仕方ない、仕組みが難しいから仕方ないと。
しかし、「よくわからないからやらない」はただの逃げ口上で、今の時代それでは貧しい未来しか待っていないでしょう。
そこで、わからないことから逃げる思考を改善させる考え方を紹介します。
「よくわからないからやらない」は損する思考法
よくわからないこと、難しいこと、これからみんな逃げたくなりますね。
プロに任せたくなるし、面倒だからやらなくていいか!となる。
でもこれは本当に損する思考法です。
知らないことは罪である理由について解説します。
プロは知らない人から金を取る
どんな職業もそうですが、よくわからない人からたくさんお金を取る仕組みになっています。
親身になってくれていると錯覚しがちですが、高いものを買ってくれるいいカモですからね。
みんな優しくします。
家電量販店なんかいい例ですね。
家電量販店にあるのは多くの最新家電です。
ほとんど性能の変わらない一世代前の家電なんかはなくて、機能が良くて高い商品が並びます。
店員さんにどれがいいですか?と聞こうものなら、予算内で最高機能の商品が紹介されるでしょう。
最新式で優れた機械が購入できればいいじゃないか!と思うかもしれませんが、購入した家電も1年経てば型落ちになり、割安になります。
そして型落ちの機械を何年も使うことになるわけです。
こんな人は「ちゃんと機能比較とコスパを計算して、ネットで調べた方がいい」といっても「よくわからないから店員さん(プロ)に聞く」と答えます。
自分で情報収集しないで「よくわからない」としてしまう損する思考法のよい例ですね。
格差社会は自分の問題
日本は格差社会が騒がれています。
金持ちはより金持ちに。
貧しい人はより貧しく。
でも、これって自分の問題である側面もあります。
もちろん、環境によって生まれる不平等もあるので一概にはいえませんが、本人の勉強不足である可能性も否めません。
保険屋の言いなりで入った保険、iDeCoやNISAも知らずに、銀行に貯金。
現金派といって電子マネーも使わない。
これってただの情報弱者じゃないですか。
お金持ちほど余計な支出を嫌い、お金に関する知識を得ようとしています。
お金の勉強を「よくわからない」として、勉強しないことによる格差社会である場合も多いんです。
大人になると誰も教えてくれないよ
日本は学校ではお金のことは教えてくれません。
自分で勉強するしかないんです。
そもそも、お金の勉強してきた人が学校の先生になるかも疑問です。
ある公立の先生が不動産収入を得ていて、問題になったこともありました。
そんなことも認められないのが公務員です。
そして、殆どの大人は大学卒業と同時に勉強をやめます。
仕事が忙しいという言い訳も待っています。
そんな大人の世界では誰も何も教えてくれません。
情報は溢れていても、勉強しない人の周りには芸能ニュースなどのゴシップばかりが流れます。
「よくわからない」勉強の仕方も情報収集の仕方も。
自分から情報を探しにいかない限り、「よくわからない」世界からは抜け出せないのが今の日本です。
「よくわからない」と言い続ける限り損するよ:さいごに
ひと昔前は「よくわからない」ことが言い訳でもよかったんですけどね。
高度成長期はよくわからないけど定期預金しておけばお金が増えた。
だから、年配の人はお金を持っている人が多いんです。
でも、これからの時代はそんなうまくはいきません。
よくわからないからといって、勉強を怠っているといつまでたっても貧しいままです。
よくわからないからこそ勉強することが求めれられる力なのではないでしょうか。