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クリスマスとファミコン【エッセイ】

クリスマスって楽しい思い出がたくさんありますよね。

家族ができてからは楽しい思い出が増えました。

 

でも、僕が子どもの頃はクリスマスに関して、特別な思い出はあまりなかった気がします。

ですが、ひとつだけ毎年思い出すことがあるので、ちょっとそれをつらつらと綴ってみようと思います。

クリスマスとファミコン

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過去を振り返っても、子どもの頃思い出せるクリスマスの思い出はひとつだけ。

この思い出以外は逆に何も思い出せない。

それだけクリスマスは特別な日という感じがしない日だった。

 

思い出すのはいつも小学校1年生のクリスマス。

小学校2年生から大学生までのクリスマスで思い出すような楽しい思い出は思い浮かばない。

 

僕の家庭は祖父母と同居している核家族だった。

父と母、僕と弟の6人家族だ。

 

祖父母はもう典型的な昔の人だから、クリスマスというイベントについて全く興味がなさそうだった。

チキンも食べないし、ケーキも食べない。

いつも21時くらいには寝ていたしね。

 

僕の誕生日は12月21日

クリスマスイブは12月24日。

クリスマスは12月25日。

晦日12月31日。

元旦であり父の誕生日である1月1日

母の誕生日が1月4日。

 

僕の誕生日からこれだけ特別な日が続く。

これだけ続けば、特別な日はある程度まとまられることになる。

それは必然のことだ。

 

僕の誕生日とクリスマスは一緒。

元旦と父の誕生日・母の誕生日は一緒。

 

そりゃ当然そうなる。

 

毎日毎日ケーキなんか食べてられないし、祝ってもいられない。

ときどきだから特別な日というのはうれしいのだ。

だから僕の家では特別な日は一緒にお祝いされる。

 

僕の誕生日がイチバンお祝いの日。

クリスマスは特に何もなし。

そして元旦。

祖父母がいるので家には伯父伯母やいとこたちが集まる。

それがウチのルーティンだった。

 

そして、サンタさんが来たのはたった一度だけ。

小学生1年生のとき。

それより前も、それより後もない。

いや、正確にはあったかもしれないが思い出せない。

たぶんそれはクリスマスのまわりにはイベントがたくさんあったから、サンタさんも「頻繁にイベントがあって楽しんでいるからいいだろう」と思ってたからじゃないかな。

 

小学校1年生の思い出の話をしよう。

あとにも先にもあれほど欲しいと思う物ははないだろう。

貰ったプレゼント、それはファミコンだ。

 

当時、友達が持っていて羨ましくて仕方がなかった。

ファミコンを持っている友達の家に遊びに行っては、「ファミコンが欲しい!」といっていたんじゃないかな。

 

僕の祖父はそれを知ってか知らずか、「サンタさんに電話しといてやる」と息巻いて僕にいった。

祖父がサンタさんの連絡先を知っているなんて僕はびっくりした。

それでも僕は誕生日とクリスマスは一緒。

そう思っていた。。

 

僕の誕生日はどう過ごしたんだろう?

今となっては思い出せない。

 

その後のクリスマスのインパクトが強すぎたからか。

それともクリスマスのためにこの時は僕の誕生日は特に何もしなかったのか。

 

きっとクリスマスのインパクトが強すぎたんだろう。

覚えているのは朝の鮮明な記憶。

 

目が覚めた時に僕の枕の横にファミコンの箱があった。

あの時の喜びと驚きの感情は今でも思いだす

 

「やったー!サンタさんがきた!ファミコンくれたよ」

どれだけ喜びを表現しただろうか。

 

祖父母、両親、弟。

みんなにこの喜びを伝えた気がする。

 

僕が喜ぶ姿を見てまたサンタさんも喜んでくれたんじゃないかな。

僕の祖父母や両親も喜んでいた気がするよ。

 

毎年クリスマスになると枕元にあったファミコンのことを思い出す。

あの時以降サンタさんは僕のもとにはきていない。

 

だけど、結婚して子どもが生まれて今、子どもたちのもとにサンタさんがプレゼントを持ってきてくれている。

 

僕のときとは違い、毎年のようにサンタさんはプレゼントを持ってきてくれている。

何代目のサンタさんかな?

僕にファミコンをくれたサンタさんかな?

 

親になって子どもの喜ぶ姿を見ることがこんなに嬉しいものだとは思わなかったよ。

去年亡くなった父も僕の喜ぶ姿を見て同じことを思っていたのかもしれないね。

 

今回のプレゼントも子どもたちは喜んでいたよ。

驚き喜ぶ姿をサンタさんも見てくれていたらいいな。

 

いつもクリスマスになるとこの記憶を思い出す。

これからもきっとこの記憶は毎年思い出すだろう。

 

いつか大人になった僕の子どもたちが親となったら、僕と同じ気持ちを感じてほしいな。

自分の子どもが驚き喜ぶ姿を見て思う気持ちを。

思いはきっと繰り返される。