地震保険に入るべきか入らないべきか。
火災保険の見積を取ったときに当たり前のように地震保険が含まれていると、何も考えずに加入してしまう方も多いでしょう。
入るのが当たり前と思っている人も多いでしょうし、実際に自信が起こるのも不安です。
しかし、地震保険は保険料がめちゃくちゃ高いんです。
そこで、今回は地震保険に入るべきか入らざるべきかをサラリーマン大家として考えてみます。
地震保険には入るべき理由
地震保険に入るべき理由をあげてみます。
入った方がいいという意見から確認してみましょう。
地震で倒壊したら生活に困る
倒壊してしまったときに住むところもなければ、借金は払い続けなければなりません。
厳しすぎますね。
生きていくことすら困難になってしまいます。
地震保険はそんな最悪の事態の備えとして加入しておいた方がよいというのが1つの考えです。
地震による火災は加入しないと保証されない
火災保険では地震による火災は補償されません。
地震でコンロが倒れて火事になってしまったとなっても、補償されないのは不安ですよね。
地震が原因で火災が起こることも当然想定されますので、そこへの備えとして地震保険に加入している人も多いんですね。
関東大震災では多くの火事が起こりました。
現代では地震から火災につながる可能性も低くなっていますが、ないとはいえない最悪の事態にも備えておきたいものです。
入らない不安は嫌でしょ
首都直下型の自身もいつ来るかわかりません。
関東への震災も70年周期くらいで起こっていると考えると、いつ地震が来てもおかしくありません。
地震大国日本です。
必ずいつか地震は起こります。
地震がもし起こったときに加入していなかったどうしよう?
こんな不安を抱えながら生きるのも嫌なものです。
不安をなくすために地震保険に加入するのも一つの判断といえるでしょう。
地震保険には入らなくてもいい理由
地震保険にはいらなくてもいい理由も考えてみましょう。
僕は基本的には入らなくていいと思っています。
保険料が高すぎる
保険料が火災保険に比べても高すぎますね。
今回のケースで計算すると5年20万。
それに対して地震保険は5年で50万という見積が来ました。(50%補償)
火災保険の2.5倍です。
高すぎます。
35年払うとなると、350万もの金額になります。
仮に震災が起こったとして、20%の損壊が起こっても、5%しか補償されません。
その場合、200万位の補償がいいところです。
2回分の震災が起こらないと損のほうが大きいといえます。
保険料がそれだけするなら、運用して増やす方向で考えておいた方がまだ得なのではないでしょうか。
新築物件が倒壊するとは思えない
全壊したときには建物価格の半額が補償される見積もりでした。
補償額は30~50%で選べますが、結局全壊でも50%しか補償されません。
新築物件が地震で倒壊するとも思えないんですよね。
今建築中の物件は鉄骨造。
鉄骨が折れることはまずありえません。
鉄筋コンクリートは許容量を超えると折れることがあるんですけどね。
耐震性でいえば、鉄骨造はかなり強いです。
ともすると、加入してもほとんど使わないんじゃないかなーというのが本音です。
3~20%の影響では5%しか補償されない
結局補償も弱すぎるんですよね。
確かに補償を手厚くすると、保険会社ですら潰れてしまう可能性まであります。
かといって軽微な損壊の場合は大した補償がありません。
3~20%で5%しか補償されないってのは弱すぎます。
補償の弱さが加入を躊躇させることにもなっています。
まとめ:料率を下げるか入らない!
地震保険について、入るべきか入らないべきかを考えてみました。
僕の結論としては料率を下げるか入らないかが妥当だと思います。
料率50%は保険料が高すぎます。
それだけ保険料を払うくらいなら、蓄えておいた方が間違いなさそうです。
ただ、本当に倒壊してしまうような地震が起こったときには途方に暮れてしまいます。
そんな最悪の事態に備える意味では、料率を下げて加入するのもアリかもしれません。
とにかく最大料率では僕は加入しないという方向で結論しようと思います。