「我々の間には、チームプレーなどという都合のよい言い訳は存在せん。有るとすればスタンドプレーから生じる、チームワークだけだ。」
これはマンガ「攻殻機動隊」の名言だそうです。
キンコン西野さんのVoicyで初めて聞いたのですが、めちゃくちゃいい言葉だなぁーと思って調べてみました。
「スタンドプレーから生じるチームワークだけだ。」がチームワークに関する最強の名言
チームワークって都合よく僕らは言葉によくしますね。
サッカーや野球などのチームスポーツはチームワークが大事なんてよくいいますもんね。
野球でいえばダブルプレーを取るための連携や、送りバントなんかは自己犠牲でもありますからチームプレーであるともいえます。
だから僕も営業のリーダーとして、「チームワークで全体的に予算を達成しよう」なんていったりもします。
営業マンって個人予算があって、基本的には個人予算が自分の評価となります。
だから、ほかの人のサポートで動くことって時間だけ潰して、自分の数字にはならないのであまりみんなやりたがりません。
それをチームワークという都合のいい言葉を使って、面倒な仕事を若手社員に頼んでしまうことがあるなぁと思いだしました。
半日くらい潰してしまうような依頼をしてチームワークだなんて都合がよすぎますね。
本来個人プレーの集まりとなる営業職にとってのチームワークは、こんな自己犠牲や押しつけによるものではないんじゃないでしょうか。
「我々の間には、チームプレーなどという都合のよい言い訳は存在せん。有るとすればスタンドプレーから生じる、チームワークだけだ。」
ここで、この言葉を聞いて痺れました。
1人1人が自分の役割を果たす。
その中で連携することでお互いの利益につながるように行動する。
これが大事なんだろうなと感じたんですね。
「みんなでがんばろう」「みんなで予算を達成しよう」
とか耳当たりのいい言葉をかけてはいるけれど、結局個人予算で評価してしまうわけですから、部下も納得感がなくなります。
部下にとっても時間を潰しても周りをサポートしたことで自分への見返りというか何か利益がある形を作ることが大事なんです。
「チームプレー」なんて都合のいい言葉で、自己犠牲を強いるのは違うなぁとすごく思いました。
結局個人個人が自由に行動していくなかで、自然と生まれるチームワーク。
これこそが本当に強い組織なんじゃないでしょうか。
サッカーのレアルマドリードだって、超スーパープレーヤーのスタンドプレーからチームプレーが生まれています。
「自分が自分が」と勝つことよりも、自分が目立とうとすることは間違ってますけどね。
「絶対勝つ」という強い信念のもとに、個人個人が必死に戦った先に生まれるパスこそが「スタンドプレーから生じるチームワーク」なのかもしれません。
そんなことを考えていたら、スラムダンクの名シーンを思い出しました。
山王戦の試合終了間際、個人プレーの鬼である流川が桜木にパスを出すシーンです。
勝つために最善のプレーをすることがチームワークであり、勝利につながる最善のプレーといえそうです。
さいごに
「我々の間には、チームプレーなどという都合のよい言い訳は存在せん。有るとすればスタンドプレーから生じる、チームワークだけだ。」
いやぁ、めちゃくちゃいい言葉ですね。
スタンドプレーから生まれるチームワーク。
個人個人が同じ目標に向かって、全力で頑張っているときに自然と協力することが最もいい形なのかもしれません。
バイブルであるスラムダンクをまた読み返してみようと思います。