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「おとしどころの見つけ方 世界一やさしい交渉学入門」を読んだ感想レビュー

「おとしどころの見つけ方」を読みました。

営業的な交渉はよく行っており、結構交渉は得意ではあるのですが、言語化しようとして見ると難しいですね。

感覚的に行っている部分が非常に多いと。

そこで、交渉における落としどころについて再確認すべく読んでみました。

結論からいうと、なかなか参考になる部分が多く、面白かったですよ。

「おとしどころの見つけ方 世界一やさしい交渉学入門」を読んだ感想レビュー

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「おとしどころの見つけ方 世界一やさしい交渉学入門」

著者 松浦正浩

Amazon評価 ★★★★☆ 星4

口コミ数47

内容「BOOK」データベースより

話をまとめるには、あなたの知らないコツがある。交渉学・合意形成論の専門家が教える、毎日使える“話し合いの技術”。

ということで読んでみました。

交渉するためには代替案が絶対必要!!

交渉するためには代替案が絶対必要!!ということが強く表現されていますね。

これは結構腑に落ちました。

 

「代替案」という言葉で表現すればよかったんですね。

この書籍内では引越業者を決めるときの交渉例が描かれていますが、これはいろいろな場面で転用できる一例です。

 

見積は単独一社で取るな!

これは営業する立場からするともっともな部分ですね。

ほかからの相見積をとっていないお客さんについては、金額は結構ぼったくります。

「知らない人は損をする」ってやつですね。

 

相場を知らない・よくわからないから任せる・単価比較をしない。

これは一番高値を引いてしまうパターンです。

相見積をとって交渉するのが一番であると。

 

この辺の金額交渉は自分に置き換えても参考になります。

保険やマイホームなど、よくわからないからといって業者任せにしていた自分がいました。

知らず知らずのうちに結構お金を払っていたと思います。

 

価格交渉においては代替案として、ほかの業者から見積を取ることは絶対的に必要なことだと思います。

 

相手の譲れない部分と自分の譲れない部分

次に相手の譲れない部分と自分の譲れない部分がどこにあるのか?

ここを正確に推し量らないと落としどころは見つかりません。

 

相手が譲れない部分をいくら粘ったところで、答えは見つからないのです。

相手が譲れない部分を認めた上で、どこなら譲れるのかを推しはかります。

 

ここが代替案ですね。

金銭的にここが限界ラインだとしても、納期なら調整できるなど譲歩できる部分を見つけてすり合わせていきます。

 

ただし。相手が譲れない部分がどこなのかをきちんと見極めるのは非常に難しいことです。

相手自信も具体的に譲れないポイントがどこなのか自覚していないケースもあり得ます。

 

それでもなお、コミュニケーションの中で優先順位を引き出して、譲れるポイントを見つけていく。

代替案を見つけていくことで調整がつくのです。

 

感情的にはなるな!

交渉する上で感情的になった交渉は終わりです。

どんなに相手が理不尽であっても、自分自身が感情的になって相手も感情的になってしまえば、交渉は決裂してしまうでしょう。

 

交渉は人対人である以上、感情が存在します。

しかし、感情が一旦入ってしまうとどれだけロジカルな結論を導いたところで、落としどころは見つからなくなります。

 

あくまでもドライに交渉は続けましょう。

マンガが挟まって読みやすい

途中途中でマンガが挟まってくるので読みやすいですね。

あっという間に読むことができます。

 

キャラクターもかわいいので気軽に読めます。

なかなか文章だけの本は読むのに抵抗があるという人にもちょうどいいですね。

 

会話形式になっているので、事例的にも入ってきます。

 

「おとしどころの見つけ方 世界一やさしい交渉学入門」を読んだ感想レビューさいごに

総合的に見て、読みやすいし参考になりました。

営業はお願いや無茶を受ける立場が多いのですが、この本はお願いをする側の視点が多いです。

 

お願いされることは多いのですが、する立場の視点は少ないのでよかったですね。

あと、落としどころの交渉する上で必要な「代替案」

 

言語化するのが難しかったので腑に落ちました。

交渉力がアップした気がします。

家庭内でうまく活用したいと思います。