あるファストフード店で僕の次に並んでいたお母さんと5歳くらいの男の子。
男の子が店員さんに注文していました。
「ハンバーガーのオニオンとマスタードとピクルス抜きでお願いします!!」
それはそれは大きな声で、ちょっと微笑ましかったんですね。
時間的にもそんなに混んでいる時間ではなかったので、周りもみんなよくがんばったねみたいな雰囲気でした。
こんな風に店員さんに注文できる子どもってどれくらいいるのでしょう?
ウチの子どもは2人とも、こんな成長機会を与えずに親がみんなの注文をしてきてしまいました。
そう、これって成長機会だと思うんです。
もちろん混んでいるお店でこんなことしていたら、ただの痛い親です。
でも、社会のことを学ばせたり、自分の伝えたいことをしっかり伝える能力って、親が子どもにやらせないと育まれないんじゃないかと感じました。
そんなこんなでお店で注文できるような子どもに育てたい!と思い、どうやったら注文できるような子どもに育てられるかを考えてみました。
お店で注文できる子どもに育てるにはどうしたらよい?
僕たち親としての目標は子どもを自立した大人にすることです。
自分で考え、自分で行動し、社会の一員として1人で生きていけるように育てなければなりません。
大人になるまで面倒を見ることが目標じゃないんですよね。
だから子どもには堂々と自分ができることはチャレンジさせるようにしたほうがいいと思いました。
そこで、まずは店員さんに注文することなんかいいですよね。
どうやったら子どもを動かせるか、色々と試してみました。
半ば強制的にやらせてみた
「店員さんの前てこれ言ってね。」
「やだよ〜、お父さん言ってよ〜」
押し問答をしながら、店員さんの前に行き、僕は黙っていました。
半ば強制的にやらせてみようと思ったんですね。
でも結果は失敗です。
待っている店員さん、黙っている僕、頑なに話さない子ども。
結局根比べに負けて、僕が注文してしまいました。
店員さんに迷惑をかけるわけにもいきませんしね。
僕もそんなに待てなかったというのもありました。
失敗ですね。
事前に覚悟を決めさせる
次に自分でちゃんと言うようにしっかり話をしてからやらせることにしました。
自分の上履きと名札入れを買わせるのを自分で行わせることにしたのです。
「やだよ〜」という押し問答がありましたが、子どもが折れるまで説得しました。
- お父さんが成長機会を奪っていた
- 大人になるための練習をしよう
- 自分のことは自分でできるようになってほしい
最後は折れて、自分でいう決心ができたようです。
自分でやる!と決められればできます。
折れずに気持ちを伝えることが大切だったんですね。
言うことを決めておく
店員さんを前になんと言えばよいのか?
ここで失敗して自信を失うと、次にまたやりたくないとなってしまうかもしれません。
最初は何を言えばいいのかしっかり教えてあげるとよいでしょう。
「上履きの23cmを試してみたいのですがよいですか?」
「あと名札入れをひとつお願いします」
何回か練習して何を話せばいいか覚えておけば、自信を持って望めるはずです。
信頼して待つ
子どものチャレンジは親としてのも不安なもの。
はじめてのおつかいなんかもハラハラしちゃいますよね。
ついつい言葉が出ないとサポートしたくなってしまうものです。
しかしそこをグッとこらえて、子どもに任せましょう。
信頼して待つことも親の大事です。
うまくできたら褒める
親に褒めてもらう。
これが子どもにとって1番うれしいことでしょう。
「上手にできたじゃん」
優しく笑顔で。
子どもはこの成功体験が自信になり、次もまたチャレンジしようと思うのです。
お母さんにも教えてあげる
子どもががんばったことは、お母さんにも教えてあげましょう。
お母さんからも褒めてもらえればさらに嬉しくて自信になります。
頑張れたこと、褒めてもらえたこと。
これが成長を後押しします。
成功体験の話を自分の口で話す。
それを聞いてあげる。
こんな流れが成長につながっています。
さいごに
お店で注文していた子どもをみたことで、自分の子どもにも成功体験をさせようと思うようになりました。
ここで質問。
結構小さい子にやらせたと思ったでしょ?
実はうちの子どもは次小学5年生です。。
これまで親が成長機会を奪ってきたなと反省しています。
これぐらいの買い物1人でいけるように、少しずつ成功体験を積ませていきます。
出遅れ感ありますが気づいたキッカケに感謝です!