「なんで○○していないんだ!」
この言葉をついついいってしまう上司や子どもを持つパパママさんは多いのではないでしょうか。
「なんで○○していないんだ!」は相手を屈服させようとする言葉でしかありません。
質問ではないんですね。
この言葉を言っている人は期待値コントロールをしましょう。
期待値コントロールとは
期待値コントロールとはどのような意味でしょうか?
意味と効果を確認して見ましょう。
期待値コントロールの意味
期待値コントロールとは、その名のとおり相手への期待を調整することです。
アンガーマネジメント(怒りの感情の管理)のひとつともいえますね。
期待すればするほど、思い通りにいかないとイライラしますし感情的になります。
期待されないと相手はやる気を失います。
この期待値をコントロールすることで、自分にも相手にも良い効果があります。
期待値コントロールのスタートライン
期待値コントロールはどのようにおこなったらよいのでしょうか?
まずは「○○できるだろう」「○○できて当たり前」と考えないことですね。
「○○しておきなさい」
「承知しました」
指示したことは行って当たり前ですよね。
でも、「承知しました」と返事をしていてもできない人というのはいるんです。
ほとんどの人はこのように思い通りにいかなかった時にイライラします。
期待値コントロールは、このやって当たり前と期待しないことがスタートラインになります。
期待値コントロールする効果
期待値コントロールをすることで、怒りの感情がなくなります。
「返事をしたができていないかもしれない」と考えていることで、それでは次の一手をどうするかを考えることができます。
トラブルが起こったときにいつまでもミスした人を怒っていても何も解決しません。
期待値コントロールがうまい人は、秒速で解決策を考えます。
期待値コントロールができると、解決の向けての行動ができるのです。
期待値コントロールの方法
指示したことができていないとついでてきてしまう「なんで○○できないのか!」
これがなくなります。
具体的な期待値コントロールの方法をかんがえてみましょう。
そもそもできると思うな
そもそも「○○できるだろう」という思い込みが期待値をあげてしまいます。
当たり前にできることを当たり前にやる。
これができない人もこの世界にはたくさんいます。
これはできる人に標準をあわせているからなんですね。
そもそもできると思わないでいれば、がっかりすることはありません。
相手への期待値を下げておくことが、期待値コントロールのスタートラインです。
仕組みで解決しろ
ミスしたときに怒っているようでは自分にとっても損です。
しかも、そのミスが繰り返されることは自分の責任でもあります。
基本的にはミスが繰り返されないように仕組みで解決することです。
同じミスが繰り返されるのは仕組みができていない証拠でもあります。
ミスは怒るのではなく仕組みが悪いことを理解したほうがいいですね。
ミスを起こさない仕組み化がミスを減らします。
無理な仕事を与えるな
社会にはどうしても指示したことを指示通りできない人がいます。
何回やっても同じミスを繰り返します。
仕組みを無視したり、怠ったりします。
こんな人にはそもそもその役割を与えてはいけないんですね。
無理な仕事は与えないことです。
出来る仕事だけしか与えないことで成長はできなくなりますが、それはもう個人の問題でもあります。
水飲み場に馬を連れていくことはできても水を飲ませることはできません。
仕方ないと思うことが期待値コントロールでもあるのです。
期待値コントロールが大切!さいごに
期待値コントロールは1番は自分のためです。
ムダに感情的になることを避けることができます。
自分が感情的にならずにいられることで、次の仕組み化を考えることもできますし、仕方ないと割り切ることができます。
期待値コントロールでアンガーマネジメントをしていきましょう。