サマーソニックの配信を見ていました。
昔好きだった「プライマルスクリーム」というバンドが始まりました。
でも、僕が好きだったプライマルではなくなっていたんです。
ミュージシャンが好きなんじゃなくてその音楽が好きかどうかだ
僕がプライマルを好きだったころは「エクスターミネーター」というCDが出ていたころです。
今から20年前です。
フジロックに来ていたライブも見て、かっこいいなーと思ってました。
CDもよく聞いていたんです。
それ以降のCDはまったくきいていなかったのですが、それでもライブは当時の曲をやるだろうと期待していました。
でも、当時の曲はやりませんでした。
好きだった頃の雰囲気の曲は1曲もありませんでした。
グルーヴのあるサウンドやノリが好きだったのですが、まったりとした曲ばかり。
そこで、僕が好きだったプライマルはいなくなってしまったんだなと感じたんです。
その人のファンなのか?サービスのファンなのか?
ファンの定義って難しいところです。
人についているのがファンで、サービスについているのはクレーマーといわれることもあります。
例えば、レストランでさらにおいしいカレーと思って、カレーの味を変えたとしましょう。
レストランやコックさんなど、人のファンであれば新しいカレーを応援するんです。
味は変わったとしても。
しかし、サービスのファンは「カレーの味が変わった、前のほうがよかった、元に戻してくれないならもう来ない」ということもあります。
これはクレーマーに変わってしまった例です。
音楽については人のファンであることは難しい
音楽についてはミュージシャンの人柄が好きなわけではありません。
その音楽が好きなんです。
だから、自分が求める感じでなければ離れていきます。
これは仕方ないですね。
僕は昔のレッチリが好きだけど、新しいレッチリはそこまで好きじゃない。
僕は昔のミスチルが好きだけど、新しいミスチルはそこまで好きじゃない。
これは好みの問題もあります。
ミュージシャンにとって進化であっても、期待と違ってしまうこともあるんです。
人のファンとなってもらうサービスが強い
サービスに対するファンではなくて、人に対するファンとなるようなサービスはそう考えると強いですね。
なかなか人のファンとなることは難しいですが。
理念や考えを発信している人や、直接かかわっていない限り、その人のファンにはなかなかなれません。
でも、逆を返せば直接かかわっていけば、長く離れないファンを作ることもできる。
人につくファンをどれだけ作るか。
これがこれからのサービスには必要なんじゃないかなと思いました。
さいごに
ジャニーズのファンはきっとどんな音楽だろうとファンです。
それは音楽が好きで聞いているわけではなく、その人が好きだからどんな曲であろうと好き。
そういうサービスのほうがこれからの時代は強い気がします。