どれを選択しても批判されるときってのがあります。
有名な風刺画で、ロバに乗るおじいさんとおばあさんの絵を知っている人も多いでしょう。
●ロバにおじいさんとおばあさんが乗っていれば、『ロバがかわいそうだ』といわれる
●ロバにおじいさんだけが乗っていれば、『おばあさんがかわいそうだ』といわれる
●ロバにおばあさんだけが乗っていれば、『おじいさんがかわいそうだ』といわれる
●ロバを引いておじいさんおばあさんが歩いていれば、『ロバの使い方も知らない』といわれる
どれを選んでも批判されてしまうわけですが、これって本当にいろんな場面で起きています。
このようにどれを選んでも批判されることが予想されるとき、どれを選べばよいでしょうか?
一緒に考えてみましょう。
どれを選んでも批判はつきまとうときはどれを選べばいい?
僕自身もどれを選んでも批判されそうな選択肢に直面しています。
営業的なことなんですけどね。
目の前に大きな仕事があるんです
この大きな仕事を無条件で受注してもよいなら何の問題もありません。
ただ、マンパワーが大きく必要な仕事なので、受注したら数字は一時的に伸びるけれど、断らなければならない仕事も出てきます。
受注しなければ数字が足りないと批判される
受注すれば仕事を断らなければならないと批判される
どっちに進んでも批判されるんです。
多数決はしない
どれを選んでも批判されるときにもっともやってはいけないと思うことは多数決です。
多数決は民主的なようで民主的ではないと思っています。
責任の所在が明らかならないので、責任を取りたくない人が取る手段だと思うんですね。
『みんなで決めたじゃん』と責任のなすり付け合いが起こります。
独断する
結局は独断しかないと思っています。これが責任を取らずに責任転換するようなリーダーの独断なら最悪ですけどね。
決めたらそれに向かって突き進んで、失敗したらすぐに修正するしかない。
この責任の所在が漠然としている組織はヤバいです。
僕は僕の責任において決断しようと思っています。
何が1番嫌か
決断するときに何を指標にするか?
こう考えたときに今回の例だと、目の前にチャンスがあるのに断らなければならないことが1番嫌でした。
数字が足りないなら他の何かで補填すればいいし、補填できなければ叱られればいいと思います。
数字が悪い分の批判は受けて然るべきです。
営業ですからね。
ただ、目の前に仕事があるのに断る選択は最悪です。
お客さんは離れるし、営業的にも数字が上がらないのでモチベーションが下がります。
お客さんの依頼を断ることほど営業の仕事で嫌なことはありません。
1番嫌なことを想定して、自分の責任において決断する。
それしかない気がします。
どれを選んでも批判はつきまとうときどれを選べばよいか?さいごに
どれを選んでも批判が来ることはあります。
このとき逃げてはいけないのは決断への後悔ではないでしょうか。
後悔し続けたり、批判を受けることで精神を病んだりしていては前に進めません。
決めたことは決めたこと。
批判すらも受け止めたり、受け流したりして前に進んでいくしかありません。
1番嫌なことを想定して、自分の責任において決断する。
うまくいかないことがあっても改善策を練り続ければいいんです。
決断する力はそうやって身に付いていくのではないでしょうか。