はじめて身近に不幸があって、葬儀~四十九日と色々な風習を目の当たりにしています。悲しい思いに暮れているときに決めなければならないことがたくさんある。
それが悲しみを緩和させているのかもしれませんが、納得のいかないこともたくさんあります。もともと何の僕には何の信仰もなく、しきたりや風習といった類はとても苦手です。
だからこそ感じてしまうのかもしれませんが、香典に関する風習が特に違和感を感じました。遺族の立場で香典の風習について考えました。
香典返しの風習っておかしくありませんか?
香典返しの風習には違和感感じています。
香典返しの風習について、遺族の立場で物申したいと思います。
香典を渡す側のとき
今までは少し遠い人の葬儀に出席し、香典を渡す側でした。包んだ金額が大きくもなかったので香典返しをもらったのかもあまり記憶がありません。
おそらくカタログギフトやお茶などをもらっていたのだと思います。
別にいらないのに。
渡す側としても感じていたことです。
悲しい思いをしている遺族に気を使わせてしまっているような気がして、少し嫌な気せえします。
ここから違和感は始まっていたのかもしれません。
遺族の立場と香典
葬儀の費用がすごくかかるので、香典は確かにありがたく感じます。(そもそも葬儀も高すぎると思う)
葬儀の最中はただ香典のことなんか頭には何もなくて、静かに見送りたいという気持ちだけでした。
やっと一段落した頃に葬儀屋さんから声がかかります。
「香典返しはどうしますか?」
「ああ、お任せします」
「では、百貨店をご紹介しますので打合せしてください」
と紹介されてきた百貨店の男性。
打合せに自宅まできて、香典返しのカタログを見せて、説明してくれました。
香典の半返しの違和感と面倒
香典はもらった額の半分以下くらいをお返しする風習があり、カタログギフトを送るのが最近主流とのこと。
葬儀をちゃんと行なっていれば、香典を渡す時に住所を書くのですが今回は身内だけ。
住所やら名前のリストがなかったんです。
とすると自分で使ってくれという感じを醸し出してます。
仕方ないからリストを作ってメール送りますよって言ったら、メールがうまく使えないからリストを印刷してくれだって。直接取りに来るからって。
ってもう面倒なんですよ。
そもそも今どきメール使えないってのも問題だし、そんな人紹介する葬儀屋さんも葬儀屋さんだし。
リスト作るのもかなり手間
ここで作るリストもかなり面倒でした。
名前・住所・香典代・お返しの品。
これらをリスト化します。
すべて間違えてはいけないのでチェックも繰り返し行う必要があります。
通夜や葬儀で直接書いてもらっていればそれを渡せば用意してもらえるようですが、コロナで大きくやらなければ自分たちで作る必要があります。
というか、こっちが作ったリストを紙で渡すってことはまた入力するってこと・・・
すごく無駄ですね。
ミスも起こりそうです。
これは担当によるたまたまでしょうが、リスト作りは大変でした。
香典返しは誰が得をしている?
香典返しは誰が得をしているのでしょうか?
損得ではないかもしれませんが、ギフト屋さんや百貨店が得していると思います。
香典を払う側も受け取る側も得はあまりしていないんですね。
調べてみると新しい風習であるようです。
香典も貰いっぱなしではあまりよくないとのことで、お互い様という日本らしい文化。
それ自体、悪くはないとは思うのですが、ギフト屋や百貨店の思惑だと思うと少し嫌な気持ちがしました。
香典の半返しの風習はもうやめませんか さいごに
遺族の立場で考えてみると色々な面倒な手続きがあり、細かいことを考えるのも面倒で嫌なものです。
ここぞとばかりに商売にするのはいかがなものでしょうか。
大変な時にさらに大変なことを強いるのではなく、大変なときには手間を減らすや経済的な援助があった方が良いと思います。
香典は渡切りで半返しはなし。
その分半分程度でよい。
そんな風習のほうがみんなに優しい世界だと思います。