「勉強しなさい!」
子どもの頃よくいわれた方も多いのではないでしょうか?
そういうお父さんお母さんは勉強していますか?
子どもに「勉強しなさい!」といいながら勉強していないのでは説得力がありません。
なんで勉強するのかについて考えてみましょう。
日本は勉強しない国
勉強はいつまでする必要があるのでしょうか?
考えてみましょう。
22歳でほとんどの人は勉強をやめる
日本は基本22歳で勉強をやめる国です。
一部の人を除き、大学卒業と同時に勉強をしない生活をしています。
22歳を過ぎた大人の1~2割程度しか勉強していないでしょう。
大学を卒業したら、もう誰も勉強しなさいとはいいません。
仕事をしないと生活もできません。
そして、大人は勉強しなくなっていきます。
仕事をしているから仕方がない、時間がないといってくる大人がいるかもいれませんがそれは言い訳です。
大人は勉強しなくてもいい。
そんな風にいう大人のいうことは信じないでいいです。
勉強しない大人の末路
勉強しない大人はどうなっていくでしょうか?
間違いなくいえるのは、勉強していない大人でお金をたくさん持っている人はいません。
勉強しない大人はお金の貯め方も使い方も知らないからです。
学校に通ってもお金のことは誰も教えてくれません。
大人になってはじめて自分から勉強しないとお金のことは何もわからないのです。
そもそも先生自体もお金のことを知りません。
(大きなお金を動かしたければ先生にはならないかもしれません)
大人になって自ら勉強しないと、お金に苦しむ人生を歩む可能性があるのです。
何のために勉強するのか
学校で勉強していもこんなこと大人になったら使わないよ。
そんなことも多いんですね。
では、何のために勉強はするのしょうか?
考えてみましょう。
答えはひとつじゃない
そもそも勉強すべき理由はひとつではありません。
その理由は勉強し続けた大人にしかわからないかかもしれない。
勉強し続けた人の答えも色々とあるでしょう。
ただ、勉強しない大人の回答はきっとこうです。
「わからない」です。
勉強しない大人は勉強すべき理由を答えられません。
そんな大人が「勉強しなさい!」って子どもにいうのは説得力がないんです。
「子どもは勉強することが仕事だから」と逃げている。
自分なりの答えを大人は持たなければならない。
そのために勉強しなければ、子どもには何もいえないんです。
知らないと選択肢が減る
勉強は教科書を読むようなことだけではありません。
知らないことを知ることはすべて勉強といってもいいかもしれません。
ところで、外国に行くことが怖いと思いますか?
ジャングルの奥地に行くのが不安ですか?
このとき外国語が話せて、外国の文化を知っていれば怖くありません。
ジャングルの奥地でも余裕で行動できる知識があれば、不安にも思いません。
必要なのは知識であり情報です。
そしてこれは勉強し続けていないと、その選択すら持てないんです。
知らないことを知る喜び
人は生まれながらに知らないことを知る喜びを感じられるようにプログラムされている気がします。
算数の問題がわかったとき
「わかった!」って閃きって気持ちよいですよね。
知らない話を聞いて面白かったとき、「へぇ~」っていって誰かに話したくなりますよね。
あれです。
勉強ってさせられるとつまらなく感じるんですけど、自分から情報を調べに行くと楽しいんです。
子どもの頃「勉強しなさい!」って怒られ続けた子どもは、勉強が嫌いになって大人になっても勉強できないのかもしれませんね。
さいごに 勉強しない大人がいたらいってやろう
勉強しない大人が「勉強しなさい!」というならば、いってやりましょう。
「何で勉強しないといけないの?」
ここで、答えに窮するようでは勉強しない大人といわれても仕方ありません。
まずは自分が勉強する。
そんな姿を見せる親の姿を見て、子どもたちは勉強する喜びを感じるのかもしれません。
自分なりの答えを持てる大人になって、子どもたちと一緒に勉強したいですね。