コロナで爆発的に増えた唐揚げ専門店。
- 狭い立地で家賃が少なくて済む
- 日本人はみんな唐揚げ好き
- だいたい美味しく作れる
- コロナによるテイクアウト需要増
これらの要因も重なり、いろんなところに唐揚げ専門店がありましたね。
しかし、2022年後半になり、潰れるお店が増えてきました。
なぜ唐揚げ専門店は潰れ始めたのでしょうか?
その理由を考察します。
⇩流行っていた理由を考察した記事
テイクアウトの唐揚げ専門店が潰れている理由
テイクアウトの唐揚げ専門店が軒並み潰れています。
あれほどあった唐揚げ専門店はなぜ潰れていくのか?
考察します。
唐揚げ専門店の乱立
唐揚げ専門店の乱立したのが、1番大きな理由といえるでしょう。
同じエリアに複数店ということまでありました。
あっという間にレッドオーシャンになったということです。
- からやま
- から好し
- からあげの天才
- 鶏笑
などなど、たくさんの唐揚げ屋があります。
その中でも郊外型のからやまやから好しは生き残っていますが、駅前型店舗型は軒並み撤退していますね。
唐揚げやが多すぎるのが厳しい理由の一つといえます。
飽きた
唐揚げもこれだけ乱立してくると飽きてきますね。
もともとほっともっとなどお弁当でも人気の商品ですし、自分で作っても唐揚げは美味いです。
頻繁にたべていると濃い目の味なのでさすがに飽きてきますね。
週に1回でも多い気がします。
どこの唐揚げ専門店でも同じような味ですし、大体美味しいので味には飽きがきます。
意外と人件費が必要
駅前の店舗だと意外とコアタイムには従業員が必要になります。
狭い店内に3人くらい店員さんがいます。
揚げる人、会計する人、衣などをつける人など。
回転よく回すには最低2人以上必要です。
しかし、暇な時間では1人でも赤字の時間帯があったりします。
人を余らせても時給は払わなければなりません。
こういった読めない人件費の積み上げが、固定コストとしてのしかかっています。
物価上昇による外食控え
円安による物価上昇の波が日本中を襲っています。
すべての物価が上がっていることで、外食控えが進んでいますね。
ランチも1000円が当たり前となってきていて、自炊やお弁当にする人も増えています。
唐揚げもまた手軽でよいのですが、やはり唐揚げを買うと500円くらいはしてしまうのでお金をセーブしたい人からは敬遠し始めました。
意外と高い家賃
駅前の店舗は狭いスペースでも、大丈夫なのが売りではあったのですが、狭いスペースでもやっぱり駅前の家賃は高いんですね。
固定コストは店舗経営において最も重いコストになります。
一体1日いくつ唐揚げを売れば損益分岐点になるのか、明確に試算して始めないといけません。
一定ラインを越えないと、人件費と固定費で赤字になってしまいます。
かといって駅近の店舗でないとなかなか集客は難しくなってしまいます。
競合を含めて店舗マーケティングをしてから出店しないと痛い目に合うんですね。
唐揚げはスーパーも美味い
唐揚げは同業の専門店だけでなく、スーパーも競合となっています。
スーパーの唐揚げも結構おいしいんですよね。
揚げたてというわけにはいきませんが、自がんが立っているからこその美味しさもあります。
もちろん値段もスーパーのほうが圧倒的に安いです。
唐揚げはどこでも美味しい分、差別化が非常に困難な商品であるということでもあります。
スーパーが近くにある場合は値段で見ても厳しい戦いとなってしまうのです。
さいごに
テイクアウトの唐揚げ専門店は厳しい戦いとなっていますね。
飲食一体型の店舗はまだ生き残っていますが、財布の堅い主婦層を狙った店舗は厳しい戦いとなっています。
タピオカ屋さんがつぶれたのと同様に、流行りの波に乗った経営者は痛い目に合っていることでしょう。
経営観を高めて、勝ち続ける経営をしていくことがこれからの時代には求めらるのかもしれません。
⇩143日前の記事。大分予想が当たってました。